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三途八難(さんずはちなん)、
息苦停酸(そっくじょうさん)、
法界衆生(ほっかいしゅじょう)、
聞声悟道(もんしょうごどう)。
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これは、梵鐘を鳴らすときに祈る言葉「鳴鐘の偈(めいしょうのげ)」です。
仏の道にご縁のない人には、その道へ誘われますように、仏の道に近しい人には、さらに仏の悟りが得られますように、という言葉です。
武生は、市内に200〜300箇寺を有する寺町です。武生を象徴するこれら寺院の梵鐘を、武生固有の音と位置づけ、その一部を収録しました。
武生では、少し裏道に入ると、日常から隔てられた空間(寺院)で、時間が止まったような歴史を感じさせる音(梵鐘)に出くわすことがよくあります。
その一方で、梵鐘をとりまく人々の生活の音もあります。通り過ぎる車の音、鳥のさえずり、人の足音、雨音、槌音、水を汲む音−。収録した音源からは梵鐘とともに生活の音も聞こえてきます。
「歴史を感じさせる鐘の音」それをとりまく「現代の音」。変わることのない梵鐘の傍らで「武生の音」はどのように今に至り、これからいかに変化していくのでしょう。
武生では、毎年6月に世界中から一流の音楽家達を招いて、「武生国際音楽際」を開催しています。
音楽祭の期間中には、今回収録させて頂いた20箇寺の梵鐘が一斉に鳴らされます。その音色は、特色ある音楽祭を生み、育んできたまちの象徴として、そして音楽祭を続けていく音風景(サウンドスケープ)としてまちに鳴り響いています。