プログラム

メインコンサート      ※小さなお子様のために、託児所を用意しております。(無料・要予約)

親子のためのコンサート(企画・構成:中川賢一)

9月6日(日)10:30~11:30越前市文化センター 大ホール  チケット 無料(ただし要整理券)
共催:武生ライオンズクラブ


ヴェルディ
エルガー
その他
(木下正道 編曲)
凱旋行進曲
威風堂々
その他
太田真紀(歌)、辺見康孝(ヴァイオリン)、赤坂智子(ヴィオラ)、鈴木俊哉(リコーダー)、大石将紀(サックス)、田嶋直士(尺八)、田嶋謙一(尺八)、葛西友子(打楽器)、木下正道(シンセサイザー&編曲)、中川賢一(ピアノ&司会進行)

オープニングコンサート

9月6日(日)15:00- 越前市文化センター 大ホール  チケット 一般4,000円、大学生以下1,000円

リゲティ 6つのバガテルより スローウィンド木管五重奏団
ドヴォルザーク 森の静けさ 横坂源(チェロ)、今川裕代(ピアノ)
ペンデレツキ プレリューディオ ミシェル・ルティエック(クラリネット独奏)
ブラームス ヴァイオリン・ソナタ 第2番より 第1楽章 山田晃子(ヴァイオリン)、津田裕也(ピアノ)序奏とロンドカプリチォーソ イ短調 作品28
尺八本曲 鶴の巣篭もり 鈴木俊哉(リコーダー独奏)
尺八本曲 虚空 田嶋直士(尺八)
バッハ チェロ組曲より アンシ・カルトゥーネン(チェロ)
細川俊夫 リートⅡ、ヴィオラとピアノのための 赤坂智子(ヴィオラ)、伊藤恵(ピアノ)
シェルシ アヴェ・マリア「3つのラテン語による祈り」より 太田真紀(ソプラノ独唱)
ドビュッシー
シュリンクス マリオ・カーロリ(フルート独奏)
バルトーク 弦楽四重奏曲 第4番より エール弦楽四重奏団(vn:山根一仁、vn:毛利文香、va:田原綾子、vc:上野通明)

シューマン室内楽の夕べ(伊藤恵プロデュース1)

9月7日(月)19:30- 越前市文化センター 大ホール  チケット 一般4,000円、大学生以下1,000円

シューマン ピアノ四重奏曲 山田晃子(ヴァイオリン)、赤坂智子(ヴィオラ)、横坂源(チェロ)、津田裕也(ピアノ)
A.ベルク 4つの小品 ミシェル・ルティエック(クラリネット)、今川裕代(ピアノ)
シューマン ピアノ五重奏曲 エール弦楽四重奏団、伊藤恵(ピアノ)

ラヴェルでミニコンサート

9月8日(火)11:00- 越前市文化センター 大ホール  チケット 一般2,000円、大学生以下1,000円

ラヴェル デュオ 山田晃子(ヴァイオリン)、横坂源(チェロ)
ラヴェル トリオ 山根一仁(ヴァイオリン)、上野通明(チェロ)、津田裕也(ピアノ)

スローウィンド木管五重奏団 スロヴェニアの風

9月8日(火)19:30- 越前市文化センター 大ホール  チケット 一般4,000円、大学生以下1,000円

出演:スローウィンド木管五重奏団
アレシュ・カチャン(フルート)、マテユ・シャルク(オーボエ)、ジュリユ・ジェンコ(クラリネット)、パオロ・カッリガリス(バスーン)、メトド・トマク(ホルン)
共演:上田希(クラリネット)

スカルラッティ 2つのソナタ スローウィンド木管五重奏団
細川俊夫 古代の声 スローウィンド木管五重奏団
モーツアルト アダージョとアレグロ スローウィンド木管五重奏団
リゲティ 木管五重奏のための10の小品集 スローウィンド木管五重奏団
ヴィンコ・グロボカール(1934) 「アウグスティン、これは良いワイン」 (2002) スローウィンド木管五重奏団
ヤナーチェック 青春 スローウィンド木管五重奏団、上田希(クラリネット)

東欧弦楽作品の夕べ(伊藤恵プロデュース2)

9月9日(水)18:30- 越前市文化センター 大ホール  チケット 一般4,000円、大学生以下1,000円

エール弦楽四重奏団
山根一仁(ヴァイオリン)、毛利文香(ヴァイオリン)、田原綾子(ヴィオラ)、上野通明(チェロ)

ヤナーチェック ヴァイオリン・ソナタ 篠原悠那(ヴァイオリン)、今川裕代(ピアノ)
ヤナーチェック 弦楽四重奏曲 第1番「クロイツェル・ソナタ」 エール弦楽四重奏団
ベートーヴェン チェロソナタ第2番 横坂源(チェロ)、伊藤恵(ピアノ)
バルトーク 弦楽四重奏曲第4番 エール弦楽四重奏団

引接寺コンサート 幽韻世界への誘い

9月9日(水)21:00- 会場:引接寺(越前市内)  チケット 一般2,000円、大学生以下1,000円

(未定) 珠寳(献花)、青木涼子(謡)、田嶋直士(尺八)、田嶋謙一(尺八)、マリオ・カーロリ(フルート)

弦楽器とピアノ ミニコンサート

9月10日(木)11:00- 越前市文化センター 大ホール  チケット 一般2,000円、大学生以下1,000円

シューマン おとぎの絵本 田原綾子(ヴィオラ)、大宅さおり(ピアノ)
ヤナーチェック おとぎ話 横坂源(チェロ)、今川裕代(ピアノ)
モーツアルト ピアノ四重奏曲 第2番 毛利文香(ヴァイオリン)、田原綾子(ヴィオラ)、横坂源(チェロ)、今川裕代(ピアノ)

ブラームスと武満徹 コンサート

9月10日(木)19:30- 越前市文化センター 大ホール  チケット 一般4,000円、大学生以下1,000円

ブラームス チェロソナタ 第2番 上野通明(チェロ)、伊藤恵(ピアノ)
武満 徹
(細川俊夫 編曲)
ア・ストリング・アラウンド・オータム 赤坂智子(ヴィオラ)、津田裕也(ピアノ)
ブラームス クラリネット五重奏曲 M.ルティエック(クラリネット)、山根一仁(ヴァイオリン)、山田晃子(ヴァイオリン)、赤坂智子(ヴィオラ)、A.カルトゥーネン(チェロ)

新しい地平マチネコンサート

9月11日(金)11:00- 越前市文化センター 大ホール  チケット 一般3,000円、大学生以下1,000円

ベッティーナ・スクリプチャック イルミナシオン 上田希(クラリネット)、多井智紀(チェロ)、山本純子(ピアノ)
伊藤弘之 サラマンダーⅡ 鈴木俊哉(リコーダー独奏)
フェデリコ・ガルデッラ アルトフルートのための“Cinque cori notturni sotto la costa” マリオ・カーロリ(フルート独奏)
木下正道 水の記憶を失った海の子供たちVI」(世界初演) 鈴木俊哉(リコーダー)、田嶋直士(尺八)、大石将紀(サックス)

細川俊夫と仲間たち(細川俊夫 生誕60年記念)

9月11日(金)19:00- 越前市文化センター 大ホール  チケット 一般4,000円、大学生以下1,000円

大西義明 Parti... 辺見康孝(ヴァイオリン独奏)
細川俊夫 「エチュードⅡ -点と線-」ピアノのための 山本純子(ピアノ)
伊藤弘之 木管五重奏曲(世界初演) スローウィンド木管五重奏団
フェデリコ・ガルデッラ フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための「歌い沈黙する建築」(日本初演) 上野由恵(フルート)、上田希(クラリネット)、辺見康孝(ヴァイオリン)、多井智紀(チェロ)、中川賢一(ピアノ)、石川星太郎(指揮)
ディアナ・ロタル “Enter no silence”for sop, flute, clarinet, piano, percussion (11 minutes) 太田真紀(ソプラノ)、上野由恵(フルート)、上田希(クラリネット)、山本純子(ピアノ)、葛西友子(打楽器)、石川星太郎(指揮)
細川俊夫 垂直の歌 上野由恵(フルート独奏)
細川俊夫 ピアノトリオ(日本初演) 辺見康孝(ヴァイオリン)、多井智紀(チェロ)、山本純子(ピアノ)
細川俊夫 ヴァーティカル・タイム・スタディⅡ 大石将紀(サックス)、中川賢一(ピアノ)、葛西友子(打楽器)

新しい地平コンサート 2

9月12日(土)15:00- 越前市文化センター 大ホール  チケット 一般3,000円、大学生以下1,000円

シェルシ Tre Pezzi 大石将紀(ソプラノサックス独奏)
ニーナ・シェンク Augenblicke (2009) スローウィンド木管五重奏団
ディエゴ・ラモス 木管五重奏曲(世界初演) スローウィンド木管五重奏団
オルガ・ノイヴィルト “Verfremdung / Entfremdung”(2002) マリオ・カーロリ(フルート)、大宅さおり(ピアノ)
カイヤ・サーリアホ “7匹の蝶々” アンシ・カルトゥーネン(チェロ独奏)

新しい地平コンサート 3

9月12日(土)17:00- 越前市文化センター 大ホール  チケット 一般3,000円、大学生以下1,000円

川上 統 「銀竜草」(世界初演) 大石将紀(サックス)、辺見康孝(ヴァイオリン)、葛西友子(打楽器)、太田真紀(ソプラノ)
大熊夏織 能の声、ソプラノ、打楽器のための新作 青木涼子(謡)、太田真紀(ソプラノ)、葛西友子(打楽器)
アペルギス アルター・エゴ 大石将紀(テノールサックス独奏)
金井 勇 木管五重奏曲(世界初演) スローウィンド木管五重奏団

フランス室内楽の名曲(伊藤恵プロデュース3)

9月12日(土)19:30- 越前市文化センター 大ホール  チケット 一般4,000円、大学生以下1,000円

ドビュッシー チェロソナタ A.カルトゥーネン(チェロ)、津田裕也(ピアノ)
ブーレーズ ソナチネ 上野由恵(フルート)、中川賢一(ピアノ)
メシアン 『世の終わりのための四重奏曲』全曲 山田晃子(ヴァイオリン)、M.ルティエック(クラリネット)、A.カルトゥーネン(チェロ)、伊藤恵(ピアノ)

アカデミー受講生コンサート

9月13日(日)10:00- 越前市文化センター 小ホール  チケット 一般1,000円、大学生以下 無料

F.シューベルト アルペジオーネソナタ イ短調 D821 第1楽章 三屋風(フルート)
G.ピエルネ
W.A.モーツァルト
カンツォネッタ Op.19
クラリネット協奏曲 イ長調 K.V.622 第2楽章
市川准也(クラリネット)
C.ライネッケ フルート協奏曲 ニ短調 Op.283 終楽章 山本晴香(フルート)

名手たちのアラカルト・コンサート

9月13日(日)12:00- 越前市文化センター 大ホール  チケット 一般2,000円、大学生以下1,000円

津堅泰久 過ぎ去った冬 鈴木俊哉(リコーダー独奏)
ベリオ セクエンツァ 7b 大石将紀(ソプラノサックス独奏)
ユン・イサン エチュード I, Ⅱ, V 上野由恵(フルート独奏)
ブライアン・ファーニホー ”Sisyphus Redux” 鈴木俊哉(リコーダー独奏)

津堅泰久 フルートとピアノのためのソナチネ 上野由恵(フルート)、石川星太郎(ピアノ)

ヨハン・ワルター 三声のカノンより 鈴木俊哉(リコーダー)、上野由恵(フルート)、大石将紀(サックス)

ファイナル コンサート

9月13日(日)17:00- 越前市文化センター 大ホール  チケット 一般4,000円、大学生以下1,000円

声明の調べ 天台真盛宗と時宗の声明
シューベルト 「しぼんだ花」による変奏曲 マリオ・カーロリ(フルート)、大宅さおり(ピアノ)
マーラー リュッケルト・リーダー 平松英子(ソプラノ)、石川星太郎(ピアノ)
モーツアルト 『レクイエム』金井勇編曲(木管五重奏と弦楽四重奏とピアノ版) リューディガー・ボーン(指揮)、平松英子(ソプラノ)、平山莉奈(アルト)、宮下大器(テノール)、関口直仁(バス)、スローウィンド木管五重奏団、毛利文香(ヴァイオリン)、篠原悠那(ヴァイオリン)、田原綾子(ヴィオラ)、上野通明(チェロ)、石川徹(コントラバス)、山本純子(ピアノ)、フェスティバル合唱団

※演奏家・曲目等はやむを得ない事情により変更する場合があります。

まちなかコンサート

日時 会場 出演者 料金
9月 5日(土)
11:00~
ふるさとギャラリー叔羅
越前市東千福町17-17
田嶋謙一(尺八) 無料
9月 8日(火)
14:00~15:00
福井銀行武生支店
越前市蓬莱町1-1
辺見康孝(ヴァイオリン)
松村多嘉代(ハープ)
無料
9月 9日(水)
12:00~13:00
武生信用金庫(本店)
越前市京町1丁目5-27
山田晃子(ヴァイオリン)
赤坂智子(ヴィオラ)
無料
9月 9日(水)
19:00~20:00
陽願寺
越前市本町3-10
辺見康孝(ヴァイオリン)
松村多嘉代(ハープ)
無料
9月10日(木)
12:15~13:00
仁愛大学アンテナショップ駅前サテライト
越前市府中1丁目4-33
松村多嘉代(ハープ)
田嶋直士(尺八)
無料
(ドリンクは有料)
9月10日(木)
14:00~15:00
越前市社会福祉センタ-多目的ホール
越前市杉尾町1-27-1
大石将紀(サックス)
田嶋謙一(尺八)
無料
9月10日(木)
18:30~
鎌仁別荘
越前市天王町3-4
辺見康孝(ヴァイオリン)
松村多嘉代(ハープ)
太田真紀(ソプラノ)
お食事付
8,000円(税別)
9月13日(日)
11:00~
神山菜庵
教善寺 越前市広瀬町83-13
山田晃子(ヴァイオリン)
赤坂智子(ヴィオラ)
松村多嘉代(ハープ)
おろしそば付
一般 1,000円
小学生以下 500円
その他 未定

スクールコンサート

スクールコンサート

日時 会場 出演者
9月7日(月)
10:30~11:30
吉野小学校 山根一仁(ヴァイオリン)、毛利文香(ヴァイオリン)、田原綾子(ヴィオラ)、上野通明(チェロ)
9月7日(月)
10:55~11:45
王子保小学校 中川賢一(ピアノ)、大石将紀(サックス)、M.ルティエック(クラリネット)、上野由恵(フルート)
9月8日(火)
10:30~11:30
東小学校 鈴木俊哉(リコーダー)、田嶋直士(尺八)、上野由恵(フルート)
9月8日(火)
14:10~15:00
西小学校 中川賢一(ピアノ)、大石将紀(サックス)、M.ルティエック(クラリネット)、上野由恵(フルート)

出演者プロフィール

青木涼子

青木涼子

東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻卒業(観世流シテ方専攻)。同大学院音楽研究科修士課程修了。ロンドン大学博士課程修了(Ph.D取得)。平成26年度文化庁新進芸術家海外研修員。湯浅譲二、一柳慧、ペーテル・エトヴェシュ、細川俊夫など、世界の主要な作曲家と共同で、能と現代音楽の新たな試みを行っている。2010年より世界の作曲家に委嘱するシリーズを主催しており、2014年にはデビューアルバム「能×現代音楽」(ALCD-98)をリリースした。日本だけでなくドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ハンガリー、アメリカの音楽祭に招待されパフォーマンスを行っている。世界的なオペラ・ハウスへの出演も果たしており、2013年マドリッド、テアトロ・レアル王立劇場にジェラール・モルティエのキャスティングのもと、ヴォルフガング・リーム作曲オペラ《メキシコの征服》(ピエール・オーディ演出)のマリンチェ役でデビュー、各紙で絶賛された。平成27年度文化庁の文化交流使に指名され、ヨーロッパで活動を行う予定である。

赤坂智子

赤坂智子

5歳よりヴァイオリンを始め、桐朋女子高等学校音楽科入学。
卒業後ハンガリーリスト音楽院留学、帰国後ヴィオラに転向。桐朋学園大学ディプロマコースに入学、修了。在学中より、サイトウ・キネン・フェスティバル松本、水戸芸術館ATMアンサンブル、ヴィオラスペース、NHK名曲アルバム、NHKクラシック倶楽部等に出演、リサイタルや室内楽コンサートの模様が、TV、ラジオなどで多数放映、放送されている。
海外では、スイス・ルツェルン、ヴェルビエ音楽祭、オーストリア・ザルツブルグ、ロッケンハウス音楽祭、フランス・ラフォルジュルネ、パブロカザルス音楽祭、ドイツ・キッシンガーサマー音楽祭、ロシア・チャイコフスキー音楽祭、アメリカ・サンフランシスコ音楽祭、クロアチア・ザクレブ音楽祭をはじめとする音楽祭に多数招かれ、コンサートではアムステルダム・コンセルトヘボウ、ベルリン・コンチェルトハウス、フィルハーモニーホール、チューリヒ・トーンハレ、ジュネーブ・ヴィクトリアホール、 ザルツブルグ・モーツァルテウムホール、ミュンヘン・ニンフェンブルグ城など各地の主要ホールにて室内楽、リサイタルに出演、その模様が
オーストリア、ラトヴィア、ルーマニア、スイス、フランス、ドイツ、クロアチア、イタリア、オランダ、モナコ、アルメニア、ブラジルにてTV、ラジオにて放映、放送されている。
これまでに、庄司紗矢香、樫本大進、児玉桃、麻里、小菅優、ギドン・クレーメル、ミクロシュ・ペレーニ、ダニエル・ホープ、ハインツ・ホリガー、メナハム・プレスラー、チャールズ・ナイディック各氏、女史等と共演し、ソリストとしては、バイエルン放送響、クレメラータ・バルティカ、アルメニア交響楽団、ティミショワラ交響楽団、ベネズエラ交響楽団、ミュンヘン、およびジュネーブ室内管弦楽団等と共演している。
最近では作曲家、ジェルジ・クルターグ氏に招かれ、各地で作品を演奏をしている。
第12回日本クラシック音楽コンクール第一位、第53回ミュンヘン国際音楽コンクール第三位授賞。 パリ Edmund Pendreton 財団よりミュージシャン・オブ・ザイヤーに選ばれる。
ジュネーブ音楽院にて今井信子女史に師事と同時に同校助教授およびヌシャテル音楽院客員教授を経て現在ベルリン在住。

アンシ・カルトゥーネン

© IrmeliJung

アンシ・カルトゥーネン

1960年フィンランド生まれ。エルッキ・ラウティオ、ウィリアム・プリース、ジャクリーン・デュプレ、ティボール・ド・マチュラらにチェロを師事。現代クラシック音楽界において最も著名で多才な音楽家の一人に数えられるチェロ奏者であり、ソリストおよび室内楽奏者として幅広いジャンルのチェロ曲をレパートリーとする。エルンスト・コバチッチおよびスティーブン・ダンと共にゼブラ・トリオとして欧米で活動を行うとともに、世界各地のオーケストラとも共演。現代音楽にも精通しており、マグヌス・リンドベルイ、カイヤ・サーリヤホ、ロルフ・ワリン、ルカ・フランチェスコーニ、譚盾らによる125以上の作品の世界初演に携わり、24もの協奏曲が彼のために作曲されている。また、同時代楽器を用いたチェロとピアノのためのベートーヴェン作品全集から20世紀の無伴奏曲まで収録演奏も数多く、2013年ドイッチェ・グラモフォン・アワードにおいて「遙かなる遠い国へ」のCDが現代音楽部門の最優秀作品に選出されている。
1999年から2005年にかけてロンドン・シンフォニエッタの主席チェロ奏者。1994年から1998年にかけてアバンティ!室内交響楽団、1994年から1997年にかけてスヴィソイット音楽祭、そして2013年秋以降はムジカ・ノヴァ音楽祭で、それぞれ音楽監督を務める。また、頻繁にマスタークラスの指導にもあたっており、その中には2008年以降のサンタフェのシベリウス・アカデミー主催のクリエイティブ・ダイアローグにおけるワークショップや2012年のアムステルダム・チェロ・ビエンナーレが含まれる。

石川星太郎

石川星太郎

1985年東京生まれ。東京藝術大学音楽学部指揮科を首席で卒業し、アカンサス音楽賞受賞。2006年以降は武生国際音楽祭にレギュラー出演。ピアノを林達也、ユーラ・マルグリスに、指揮を田中良和、ハンス=マルティン・シュナイト、ゲルハルト・ボッセ、リューディガー・ボーンに師事。レパートリーはバッハの宗教曲から現代音楽まで広範である。これまでに国内では読売日本交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団などと共演。また2013年以降はボッセの後任として神戸市室内合奏団の定期演奏会の指揮者を務めている。昨年はスイス・ボズヴィルの現代音楽アンサンブルの指揮者としてツアーを、今年1月にはソウルでの「日韓国交正常化50周年記念コンサート」で日韓のプロによる合同オーケストラを指揮した。現在ロベルト・シューマン大学デュッセルドルフ・指揮科に在学中。2015年国際リヒャルト・ワーグナー協会奨学生。デュッセルドルフ在住。

伊藤弘之

伊藤弘之

1963年生まれ。カリフォルニア大学サンディエゴ校より博士号(Ph.D.)を得る。
芥川作曲賞、ヌオヴェ・シンクロニー国際作曲コンクール第1位、シュティペンディエン賞(ダルムシュタット)などを受賞。
サントリー音楽財団、紀尾井ホール・いずみホール、ミュージック・フロム・ジャパン、東京混声合唱団、ヴォクスマーナ、全音楽譜出版社などをはじめ多数の団体や個人の演奏家たちから作曲委嘱を受けている。
アルディッティ弦楽四重奏団、新日本フィルをはじめとする優れた演奏団体や多くのソリストたちにより、ISCM World Music Days、ルツェルン、ガウデアムス、ダルムシュタット、テグ、秋吉台、武生など国内外のさまざまな音楽祭やコンサートで作品が演奏されている。
ミュージックスケイプとフォンテックから出ている2つの自作集CDは共に好評を博している。昨年度東京で「音楽の展覧会」(映像を交えた現代音楽の企画)をプロデュースし、注目を集めた。
日本大学芸術学部教授。

今川裕代

© Arei Komatsubara

今川裕代

福井県出身。シュトゥットガルト国立音楽大学およびザルツブルク・モーツァルテウム国立音楽大学修士課程首席卒業。 これまでにNHK響、東京フィル、新日本フィル、東京ニューシティ管、関西フィル、日本センチュリー響、アンサンブル金沢、セントラル愛知響、群馬響、九州響、チェコ国立ブルノ・フィル、ドルトムント・フィル、ベネズエラ響、アルメニア・フィル、サンクトペテルブルグ祝祭管、レニングラード国立歌劇場管等のオーケストラと、飯森範親、井上道義、大友直人、小林研一郎、小松長生、斎藤一郎、M.ゴレンシュタイン、C.アルミンク、A.アニハーノフ、P.アルトリヒテル、D.カフタン、K.P.ザイベル等の指揮者と共演。 第25回サレルノ国際ピアノコンクール第1位併せて最優秀ドビュッシー演奏賞受賞、第10回シューベルト国際ピアノコンクール第2位、第9回ブラームス国際音楽コンクール第2位、第1回ルービンシュタイン国際ピアノコンクール第3位に入賞。オーストリア政府よりヴュルディグング賞を受賞。 公式サイト

上田希

上田希

12歳でクラリネットを始める。大阪音楽大学を経て渡米、ジュリアード音楽院にて修士課程修了。1994年から97年まで霧島国際音楽祭に参加、優秀演奏賞初め、数々の特別奨励賞を受賞。99年には第11回宝塚ベガ音楽コンクール木管部門入賞、さらに第68回日本音楽コンクールクラリネット部門第1位入賞し本格的に演奏活動を開始。その後も、第2回カール・ニールセン国際クラリネットコンクールディプロマ賞、第5回松方ホール音楽賞大賞等、多くの音楽賞を受賞している。
ソリストとしてオーケストラとの共演やリサイタルの開催、室内楽やオーケストラへの客演、国内外の音楽祭への出演等多岐にわたる演奏活動を展開している一方、2001年7月に結成された現代音楽演奏団体 next mushroom promotion のメンバーとして活動を続け、現代音楽の分野でも高い評価を得ている。2006年には団体として、サントリー音楽財団より佐治敬三賞を受賞
現在、大阪音楽大学・京都市立芸術大学の非常勤講師ならびにいずみシンフォニエッタ大阪・ニューヨークリコリッシュアンサンブルのメンバーも務める。

上野通明

上野通明

2009年13歳で第6回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクール日本人初の優勝。第6回ルーマニア国際音楽コンクール最年少第1位、併せてルーマニア大使館賞、ルーマニアラジオ文化局賞を受賞。第10回東京音楽コンクール弦楽部門第2位。2014年 第21回ヨハネス・ブラームス国際コンクールチェロ部門第1位。
いしかわミュージックアカデミー(IMA音楽賞受賞)、Great Mountain Music Festival(全額免除奨学生)、カザルス国際音楽祭、クロンベルクアカデミー等に参加し研鑽を積む。
新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、ロシア交響楽団など国内外のオーケストラと多数共演。
韓国KBSTV「クラシックオデッセイ」、TV朝日「題名のない音楽会」、NHKBS「クラシック倶楽部」、NHKFM「リサイタル・ノヴァ」等に出演。
岩谷時子音楽文化振興財団より「第1回Foundation for Youth」、「第6回岩谷時子賞奨励賞」受賞。宗次エンジェル基金、ロームミュージックファンデーション、江副記念財団奨学生。日本ヴァイオリン特別楽器貸与対象者。
現在桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース全額免除特待生、毛利伯郎氏に師事。

上野由恵

上野由恵

東京芸術大学音楽学部附属音楽高校を経て、同大学をアカンサス音楽賞を得て首席卒業。同大学大学院修士課程修了。
第76回日本音楽コンクール第1位、岩谷賞(聴衆賞)、加藤賞、吉田賞、E・ナカミチ賞。第2回東京音楽コンクール第1位。第15回日本木管コンクール第1位、コスモス賞(聴衆賞)、兵庫県知事賞、朝日新聞社賞。第1回北京ニコレ国際フルートコンクールセミファイナリスト。
これまで各地でのリサイタルのほか、国内外のオーケストラ(読売日響、都響、新日本フィル、東響、東京フィル、名古屋フィル、関西フィル、京響、セントラル愛知響、チェコ・フィル室内管)や、チェコ・フィル六重奏団、ベルリン・フィル首席奏者によるアマルコルド・カルテット・ベルリン等と共演。また、オクタヴィアレコードより3枚のソロアルバムをリリースしている。
現在、洗足学園音楽大学、ムラマツレッスンセンター講師を務める。
オフィシャルウェブサイト

大石将紀

大石将紀

東京藝術大学、同大学院修士課程修了後、パリ国立高等音楽院に留学。サクソフォン科、室内楽科、即興演奏科を全て最優秀の成績で卒業後、さらに第3課程室内楽科を修了。文化庁派遣芸術家海外研修員として研鑽を積む。2008年日本に帰国し東京オペラシティ財団の「B→C100」に出演。朝日新聞等で高い評価を得た。ダヴォス国際音楽祭(スイス)、サントリーサマーフェスティバル、武生国際音楽祭などの音楽祭、コンサートの出演、TVCM録音、(財)地域創造の支援アーティストとしてアウトリーチをするなど幅広く活動中。2014年所属する現代音楽グループ「東京現音計画」で第13回サントリー芸術財団佐治敬三賞受賞。2015年5月に初のソロアルバム「NOMAN’S LAND Masanori Oishi plays JacobTV」をリリース。東京藝術大学、洗足学園音楽大学、東邦音楽大学非常勤講師。ホームページ

多井智紀

多井智紀

1982年大阪生まれ。東京芸術大学にてチェロ専攻。在学中より〈Ensemble Bois〉などの現代音楽演奏グループで活動。
世界初演作品数は150曲超。ソリストとしてセントラル愛知交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と共演。
2010年よりCDレーベル/演奏会企画団体〈時の形レコード〉を開始。〈時の形レコード〉にて2010年《オケゲムシャンソンによる37の様相》ストリーミングコンサート、2011年 横島浩新作個展、2014年星谷丈生《フルート、チェロ、ポルタティーフオルガン、電子キーボードの為の音楽》を、〈Ensemble Bois〉にて2006年フェルドマンstring quartet No.2、2007年アルド・クレメンティ個展を、個人では2008年古今対位法《音の綾取》、2010年木山光&星谷丈生弦楽四重奏新作演奏会をそれぞれ企画。
チェロの他、ヴィオラダガンバ、自作電気楽器を演奏する。2012年武生国際音楽祭新しい地平特別賞受賞。

大熊夏織

大熊夏織

1987年生まれ千葉県出身。東京音楽大学作曲指揮専攻(芸術音楽コース)卒業後、同大学院修士課程を修了。
作曲を久行敏彦、西村朗、原田敬子の各氏に師事。第8回東京音楽大学学長賞受賞。第15回東京国際室内楽作曲コンクール第3位。
近年は、会話に含まれる音響と言葉の関係性に注目した作品制作を試みている。
また、作曲・編曲活動を行う傍ら、歌曲や合唱の伴奏、映画での演奏指導など幅広く活動している。
現在、東京音楽大学ピアノ研究室事務助手、洗足学園音楽大学附属音楽教室非常勤講師(ソルフェージュ)。

太田真紀

太田真紀

大阪府出身。同志社女子大学学芸学部声楽専攻卒業後、大阪音楽大学大学院歌曲研究室修了。
東京混声合唱団のソプラノ団員として活動後、文化庁新進芸術家海外研修制度にてローマに滞在。ジャチント・シェルシの声楽作品をコラボレイターであった平山美智子氏のもとで研究した。また現在、現代ドイツ歌曲をベルリンにてアクセル・バウニ氏に師事。演奏はドイツWDR、イタリアCEMAT、NHK-FMなどで放送されている。
イザベラ・シェルシ財団(ローマ)でのシェルシ作品の世界初演を含むリサイタル、シェルシ・フェスティバル2015(バーゼル)、ヌオヴァコンソナンツァ・フェスティバル(ローマ)、いずみシンフォニエッタ大阪定期演奏会、東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」などに出演した。

大西義明

© David Adamcyk

大西義明

作曲家、指揮者。米国コロンビア大学作曲科修士及び博士課程修了。2007年作曲科修士課程、および2008年アーティスト・ディプロマ(研究科)課程をイェール大学にて修了。2004年、学士号をパシフィック大学(米国カリフォルニア州ストックトン市)にて首席で取得。
大西作品は、ドイツ・ベルリンのEdition Gravisより出版されている。ニューヨーク・タイムズの批評家アントニー・トマシーニが2010年に『とても変化に富んだ、奇妙に誘惑的な音を引き出す作曲家』と評している。今までに、JACK弦楽四重奏団、ネクスト・マッシュルーム・プロモーション、ニュー・アンサンブル、アスコ・シェーンベルク・アンサンブル、アンサンブル・アンテルコンタンポランなど、数多くの演奏者や団体によって演奏されている。
2011年、ガウデアムス作曲賞(オランダ)を受賞。このほかにもイタリア・チヴィテッラ・ラニエリ財団の招聘により芸術家助成滞在プログラム参加など、幅広い作曲活動を繰り広げている。
大西は指揮者としても活動している。オランダ・アムステルダムのニュー・アンサンブルと2014年1月に客演指揮者として共演するなど、世界各地の団体を指揮している。同世代の作曲家の作品を数多く初演しており、これらの活動の業績が、パシフィック・ミュージック・フェスティバル20周年記念雑誌に取り上げられている。
2015年、桐朋学園大学准教授就任。研究分野は、作曲理論のみならず、記号学など、人文科学までおよぶ。ホームページ

大宅さおり

大宅さおり

桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業。ブリュッセル王立音楽院修士課程を首席で修了。ピアノ、室内楽、現代音楽においてグランドディスティンクション賞を受賞。ベルギー政府給費留学生。その後同音楽院ピアノ科プロフェッサーアシスタントとして後進の指導にあたる。兄であるピアニスト大宅裕とのピアノデュオでは、古典から現代までの作品を意欲的に取り組み、室内楽奏者およびオーケストラメンバーとしては、Ensemble champ d'Action、Ensemble Musiques Nouvelles、Prometheus Ensemble(解散)、Royal Flanders Opera等で活動。10年間のベルギー滞在を終え帰国。近年の演奏活動は、日本各地での音楽祭やコンサートに加えて、定期的にベルギーの音楽祭にも招聘されている。またコンクール審査やアドバイスレッスン等にも力を注いでいる。
オフィシャルブログ(May 2015)

葛西友子

葛西友子

大阪音楽大学音楽学部器楽学科卒業。
同大学大学院 音楽研究科管弦打研究室修了。
国内外にて室内楽、オーケストラのメンバーとして活動。
大阪音楽大学、兵庫県立西宮高等学校音楽科、早稲田摂陵高等学校吹奏楽コース、大阪国際滝井高等学校音楽コース、各講師。
現代音楽集団next mushroom promotion、パーカッショングループ大阪、PercussionPerformanceLeverage、各メンバー。
関西打楽器協会理事。

金井勇

金井勇

東京音楽大学作曲専攻卒業。同大学院修了。
これまでに作曲を池辺晋一郎氏、細川俊夫氏、湯浅譲二氏及び三木稔氏に師事。また指揮を汐澤安彦氏に、篳篥を西原祐二氏に師事。
2003年第72回日本音楽コンクール作曲部門第2位入賞。2005年第16回朝日作曲賞入選。2006年第22回名古屋市文化振興賞受賞、同年、第6回武生作曲賞受賞。2008年フランス・ロワイヨモンVoixNouvelle2008奨学生。
2012年武生国際作曲ワークショップ招待作曲家。

川上統

川上統

1979年、東京生まれ。
東京音楽大学音楽学部音楽学科卒業、同大学院修了。
作曲を湯浅譲二、池辺晋一郎、細川俊夫、久田典子、山本裕之の各氏に師事。
2003年、第20回現音新人作曲賞受賞。
2010年、武生からの交換作曲家としてフランスのロワイヨモン作曲セミナーに参加。
2014年、just composed in YOKOHAMA委嘱作曲家
Ensemble Contemporary α、ROSCO、voxhumana、混声合唱団「空」、東京現音計画、next mushroom promotionなどの様々なアンサンブル、演奏家からの委嘱初演がなされている。
Tokyo Ensemnable Factory musical adviser
Ensemble Contemporary α作曲メンバー
作曲作品は生物の名が多い。
現在、国立音楽大学非常勤講師、東京音楽大学付属高等学校非常勤講師
武生国際音楽祭に2009、2012年に招待作曲家としてワークショップに参加している。

木下正道

木下正道

1969年福井県大野市生まれ。吹奏楽とハードロックの経験の後、東京学芸大学で音楽を学ぶ。大学入学後はフリージャズや集団即興、お笑いバンド活動なども行った。2001年度武満徹作曲賞選外佳作、2002年文化庁舞台芸術創作奨励賞、2003年度日本現代音楽協会新人賞、などに入選。現在は、アコースティック楽器のための作曲、様々な演奏家の協力を受けての先鋭的な演奏会の企画、電気機器による即興演奏、の三つの柱で活動を展開する。武生国際音楽祭には2001年から参加し、長くボランティアスタッフを務めた後、2013年より国際作曲ワークショップ・新しい地平ディレクターとなる。武生国際音楽祭に縁のある作曲家によるグループ「Path」メンバー。

篠原悠那

篠原悠那

福井県出身。04年第56回福井県音楽コンクール知事賞。第58回全日本学生音楽コンクール大阪大会小学校の部第1位。06年第10回ヴィエニャフスキ国際コンクールジュニア部門第3位(ポーランド)。08年武生国際音楽祭マスタークラス受講 ヤング・アーティストコンサート出演。2011年第80回日本音楽コンクール第2位並びに岩谷賞受賞。テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK-FM[リサイタル・ノヴァ」に出演。フジテレビ系アニメ「四月は君の嘘」宮園かをり役モデルアーティスト。シャネル・ピグマリオン・デイズ2015アーティスト。越のルビーアーティスト。4才より山下金彌氏に、9才より現在まで辰巳明子氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業し、特待生として桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース4年在学中。ヤマハ音楽支援制度奨学生。明治安田クオリティオブライフ文化財団奨学生。使用楽器G.F.プレッセンダ(1832年) exカール・フレッシュ NPO法人イエロー・エンジェルより貸与。

珠寳

珠寳

神戸市生まれ。
2004年慈照寺 花方に就任。
足利義政公の「一視同仁」の精神のもとに文化活動開始。
同じくフランスや香港などで、国際 文化交流プログラムを企画。
音楽、現代アート、建築、工芸などの分野でも国内外のクリエーターと協働。
2015年に独立。草木に仕える花士(はなのふ)として、大自然や神仏に花を献ずる活動をしている。Love for All、花を通して人と人、人とモノをつなぐ。

鈴木俊哉

鈴木俊哉

アムステルダム音楽院卒業。リコーダーを花岡和生、W.ファン・ハウヴェに師事。リコーダーの可能性と技術の開拓に 取り組む。B.ファーニホウ、原田敬子、細川俊夫、伊藤弘之、野平一郎、S.シャリーノ、湯浅譲二といった作曲家たちと共同作業をおこない、彼等の作品を初演する。ウィーンモデルン、ガウデアムス、ダルムシュタット、ISCM世界音楽の日々、秋吉台、パリの秋、武生、ロワイヨモン、コンポージアム、クランクシュプーレン、トンヨン、ルーマニア現代音楽祭、サントリーサマーフェスティバル等の音楽祭にソリストとして参加し、また各地で現代奏法に関するワーク ショップやリサイタルを行う。'02年のダルムシュタット夏期講習会講師。東京都交響楽団、セントラル愛知交響楽団等と共演。ソロ CD 「Tosiya Suzuki Recorder Recital」はドイツの音楽ジャーナル、音楽と美学協会より「音楽と美学解釈賞 2003」を受賞。名古屋市民芸術祭賞、ダルムシュタット奨学生賞、クラーニッヒシュタイナー賞、中島健蔵音楽賞、創造する伝統賞、佐治敬三賞を受賞。

スローウィンド

スローウィンド 木管五重奏団

アレシュ・カチャン(フルート)
マテイ・ザルチ(オーボエ)
ユリイ・イェンコ(クラリネット)
メトドゥ・トマチ(ホルン)
パオロ・カリガリス(ファゴット)
スロヴェニア内外の作曲家による木管五重奏曲を含めた幅広い室内楽作品をレパートリーとする、スロヴェニアフィルハーモニー交響楽団の首席奏者によるアンサンブルであり、これまでの演奏会においてハインツ・ホリガー、ロベルト・アイトケン、アレクサンダー・ロンクイッチ、アルヴィド・エンゲゴール、ウルズラ・オッペンス、クリスティアーネ・イーヴェン、ガース・ノックス、マリソル・モンタルボ、マティアス・ピンチャー、吉野直子、宮田まゆみら著名な演奏家と共演。また、CDやDVDの収録も数多く行っている。1999年にリュブリャナ市のジュパンチッチ賞を受賞、また2003年にはスロヴェニアで最も重要な文化賞であるプレシェーレン賞を受賞。
現代音楽の演奏にも積極的に携わり、現代音楽に関する世界各地の重要な音楽祭に招待演奏家として出演。ヴィンコ・グロボカール、エリオット・カーター、ロイゼ・レビッチ、ユルグ・ヴィッテンバッハ、ニナ・シェンク、マルティン・スモルカら数多くの作曲家がこの木管五重奏団のために新作を作曲している。近年では自らの演奏会企画である「スローウィンド・フェスティバル」において世界の現代音楽における室内楽作品に取り組んでおり、ジャチント・シェルシ、カールハインツ・シュトックハウゼン、エドガー・ヴァレーズ、武満徹などの作品を積極的に紹介している。特に2011年には、エリオット・カーターに焦点を当てて彼の25の作品のスロヴェニア初演を行っている。

田嶋直士

田嶋直士

日本を代表する国際的尺八演奏家。直簫流を創設し宗家となる。東京・大阪に教授所。年2回東京・大阪での本格的リサイタル(通算68回)の他、各地でリサイタル・コンサート活動。400ヵ所を超す尺八本曲全国行脚演奏。
海外19カ国で公演。ザルツブルグ国際音楽祭の他、世界の音楽祭より数々招待を受ける。1990年・2007年文化庁芸術祭賞受賞。パンムジークフェスティバル邦楽演奏コンクール1位・大賞・ドイツ大使賞受賞。
レミー・マルタン賞・音楽之友社賞(日本音楽集団の一員として)受賞。
バッハ国際音楽祭にて細川俊夫作曲“VoyageX”(尺八協奏曲)初演、絶賛される。
大阪府民劇場奨励賞受賞。
「尺八入門教則本」及び「一音に心をこめて」出版。 国内外で多数のLP・CD出版、数々のジャンルの演奏家と共演、一般に抱かれている先入観を大きくくつがえし、尺八の持つ表現力の大きさ、対応の多様性を示し、いずれの場合においても成功させ高い評価を得ている。

田原綾子

田原綾子

1994年、神奈川県出身。
第11回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞を受賞。
第9回ルーマニア国際音楽コンクール弦楽器部門第1位併せて全部門最優秀賞、ルーマニア国立ラジオ局賞を受賞。
プロジェクトQ、ヴィオラスペース、韓国教育音楽祭GMMFS、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀、ゆらぎの里ヴィオラマスタークラス、カザルス音楽祭等で研鑽を積む。
NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」、NHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」、今井信子氏推薦による大阪ザ・フェニックスホール主催の演奏会、JTが育てるアンサンブルシリーズ、宮崎国際音楽祭、ル・ポン国際音楽祭等の他、多数の室内楽演奏会に出演。東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と共演。2015年度宗次エンジェル基金/(公社)日本演奏連盟 新進演奏家国内奨学生、(公財)ロームミュージックファンデーション奨学生。現在、岡田伸夫、藤原浜雄の各氏に師事。桐朋学園大学音楽学部3年に在学中。

津田裕也

© Christine Fiedler

津田裕也

仙台市生まれ。2001年東京芸術大学入学。同年、第70回日本音楽コンクール第3位。02年第7回宮崎国際音楽祭にてウラディーミル・アシュケナージ氏によるレッスンを受講。05年東京藝術大学を首席卒業、安宅賞、アカンサス音楽賞、同声会賞等、数々の受賞を果たし、同大学大学院修士課程に進む。07年第3回仙台国際音楽コンクールにて第1位、および聴衆賞、駐日フランス大使賞を受賞。仙台市より「賛辞の楯」を、宮城県より芸術選奨新人賞を授与される。同年10月よりベルリン芸術大学においてパスカル・ドヴァイヨン氏に師事し研鑽を積む。10年東京藝術大学大学院修士課程を首席修了、併せてクロイツァー賞を受賞。11年ベルリン芸術大学を最優秀の成績で卒業、その後ドイツ国家演奏家資格を取得。同年ミュンヘン国際コンクール特別賞受賞。
ソリストとしてベルリン交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、ドイツ室内管弦楽団等と共演。
東京、仙台、新潟でソロリサイタルを開催するほか、NHK-FM「名曲リサイタル」、仙台クラシックフェスティバルへの出演、10年からはドイツ各地でもソロリサイタルを開催、地元紙にて好評を博す。simcレーベルよりソロアルバム「悲愴、さすらい人幻想曲」を発売。
室内楽活動にも積極的で松山冴花氏とデュオを組み、ナミ・レコードより4枚のCDをリリース。
また、ジェラール・プーレ、堀米ゆず子、前橋汀子、加藤知子、山崎伸子、イェンス=ペーター・マインツ、パヴェル・ゴムツィアコフなど多くの著名な弦楽器奏者と共演している。
Vn.白井圭、Vc.門脇大樹と共にピアノトリオ「Accord」を結成し、東京、札幌、九州をはじめ国内各地で演奏。
これまでにパスカル・ドヴァイヨン、ガブリエル・タッキーノ、ゴールドベルク山根美代子、角野裕、渋谷るり子の各氏に、室内楽をゴールドベルク山根美代子、田中千香士、河野文昭、山崎伸子の各氏に師事。

ディアナ・ロタル

ディアナ・ロタル

1981年ブカレスト生まれ。ルーマニアで最も注目される若手作曲家の一人であり、室内楽、オーケストラ作品、マルチメディア企画、映画音楽など、50以上の作品をこれまでに作曲している。ルーマニアにおける現代音楽の担い手として活発に活動を行っており、ソノマニア現代音楽アンサンブルの音楽監督、インナーサウンド国際現代芸術祭の共同音楽監督、そしてルーマニア音楽情報センターの主幹を務める。現在はブカレスト国立音楽大学において作曲および音楽分析を教えている。
2000年から2005年にかけてブダペスト国立音楽大学でステファン・ニクレスクとダン・デディウから作曲の指導を受け、作曲分野で博士号を取得。2005年から2006年にかけてパリ音楽舞踊国立高等音楽院でフレデリク・デュリューに師事。2007年秋にはルーマニア文化研究所のゲオルゲ・エネスク助成金を受けてパリ国際芸術都市財団に在籍。2011年4月にはアンサンブルTaGの招聘によりヴィンタートゥーア(スイス)のヴィラ・シュトロイリにおいて、また2015年4月から6月にかけてオーストリア連邦首相府およびウィーン文化交流センターの招聘によりウィーンにおいて作曲活動を行う。
ルーマニアアカデミーのゲオルゲ・エネスク賞(2010)、2008年のヴィリニュス世界音楽会議におけるISCM・IAMIC若手作曲家賞、入野賞(2004)などを受賞している他、ディジョンのアンサンブル21、ストックホルム・サックス・カルテットであるペルロール・フェル・スヴィン、エルンスト・フォン・ジーメンス財団、武生国際音楽祭などによる委嘱作品も多い。

ディエゴ・ラモス

ディエゴ・ラモス

1989年マドリード生まれ。マドリードやデュッセルドルフでの在学中から、マーラー室内交響楽団、アンサンブル・インターフェース、ラテンアメリカ・ユースオーケストラ、スペイン放送交響楽団など、数多くのオーケストラやアンサンブルの一員として活動を行う。2012年から14年にかけて、モデルン・アカデミーにバイオリン奏者兼作曲家として在籍し、2013年冬よりイーゼンバーク・カルテットの一員。同時期に、ヘルムート・ラッヘンマンやニコラウス・A・フーバーと協力の下、アメイ・カルテットおよびモントシュタイン・デュオを結成し、ヨーロッパ諸国での数々の音楽祭やコンサートに定期的に参加している。また、レンツェウスキー・コンクール、パーガメンシコウ・コンクールなどでも好成績を収めた。
エンリケ・ブランコ、テレサ・カタラン、マンフレート・トロヤーン、ディートマー・ヴィースナー、ヴァレンティン・ガルビーに影響を受けたその作品は、ヨーロッパおよび日本で、ムジークファブリーク、スペイン国立ユースオーケストラ、ソニックアート・サックスカルテット、吉野直子、御喜美江ら著名な演奏家によって上演されている。また、フランクフルト音楽大学における即興演奏講座や、即興作品「所謂」に代表されるように、演奏する作曲家として、また作曲するバイオリン奏者として、即興演奏やミュージックシアターの分野での活動に精力的に取り組んでいる。現在はフランクフルト大学の博士課程在学中。

中川賢一

© Shuhei NEZU

中川賢一

桐朋学園大学音楽学部でピアノと指揮を学び、卒業後、ベルギーのアントワープ音楽院ピアノ科首席修了。97年オランダのガウデアムス国際現代音楽コンクール第3位。NHK-FMに度々出演、新作初演も多い。ダンスと音楽など他分野とのコラボレーションを行う他、「Just Composed in Yokohama」、「超難解音楽祭」(仙台)音楽監督・プロデュースなども行った。ピアノ演奏とトークを交えたアナリーゼ等を展開。サントリーサマーフェスティバル、東京の夏音楽祭、武生国際音楽祭に数多参加。クラングフォルムウィーン、ムジークファブリーク、アンサンブルルシェルシュ、アルテルエゴなどを指揮、アルディティカルテットと共演。メシアンピアノ全曲演奏、ケージ「ソナタとインターリュード」、F.ジェフスキー「不屈の民変奏曲」、フェラーリピアノ作品集演奏会、武満徹ピアノ曲全曲を演奏し各方面から好評を博す。東京室内歌劇場、東京フィル、広響他と指揮で共演。現代音楽アンサンブル「アンサンブル・ノマド」のピアニスト、指揮者。お茶の水女子大学、桐朋学園大学非常勤講師。
公式ホームページ

フェデリコ・ガルデッラ

フェデリコ・ガルデッラ

1979年ミラノ生まれ。ミラノ音楽院でピエロ・ラッタリーノとリッカルド・リサリティの下でピアノ演奏法を修めた後、ベルリン芸術大学でもクラウス・ヘルヴィクの指導を受ける。同様に、ソニア・ボー、アツィオ・コルギ、アレッサンドロ・ソルビアーティに作曲法を師事し、優秀な成績でミラノ音楽院を卒業。ブライアン・ファ―二ホウや細川俊夫からも作曲上の多大な影響を受けている。現在はモノポリ音楽院で作曲法の指導に携わる。
2009年武生国際音楽祭作曲賞、2012年武満徹作曲賞第1位、2014年フェニーチェ歌劇場の音楽賞で若手部門特別賞など、数多くの作曲賞を受賞。また、2014年のヘルシンキ国際作曲家フォーラムでオーケストラのための「草上の手」が推奨作品に選出されている。さらに、ディヴェルティメント・アンサンブル、スピノラ・バンナ芸術財団、武生国際音楽祭の委嘱作曲家として活動する他、トリオ・ディ・パルマ、クアトゥオール・ディオティマ、ヒリヤード・アンサンブルなどの現代音楽を専門とする室内楽アンサンブルとの共演にも力を入れている。
これらの作品はミラノのスビーニ・ゼルボーニ社から出版され、RAI国立交響楽団、トスカーナ交響楽団、フェニーチェ歌劇場交響楽団、ラトヴィア国立交響楽団、ウッチフィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団などのオーケストラで上演され、同様に欧米や日本のラジオ局でも頻繁に取り上げられている。

平松英子

平松英子

東京藝術大学、同大学院修了。ドイツ学術交流会奨学生(DAAD)としてミュンヘン音楽大学に留学。在学中にJ.S.バッハ「ヨハネ受難曲」でデビュー。修了後、モーツァルトの歌劇「魔笛」のパミーナ役でオペラデビュー。また宗教曲のソリストとしても、ヘルマン・プライやペーター・シュライヤー、エディット・マティスなどと共演、高い評価を獲得する。そして11年間ドイツにて活動後、歌劇「魔弾の射手」エンヒェン役で帰国デビュー。以来拠点を日本に移し、 オペラからオラトリオ、歌曲まで幅広く活躍。その柔軟な音楽性は、日本を代表するリリック・ソプラノとして、今は亡き巨匠ジュゼッペ・シノーポリをはじめ国内外の多くの指揮者の賞賛の的となり、湯浅譲二、細川俊夫をはじめとする現代作曲家の初演にも多く関わる。CD録音多数。現在、東京藝術大学教授。ジロー・オペラ新人賞受賞。2011年度ジュネーブ国際音楽コンクール声楽部門審査員。

辺見康孝

辺見康孝

松江市生まれ。日本をはじめヨーロッパ諸国、オーストラリア、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、南アフリカ共和国、韓国、香港で演奏活動を行っており、様々な国際音楽祭に招待されている。2001年より2年間はベルギーのアンサンブルChamp d'Actionのヴァイオリニスト、帰国後はnext mushroom promotionのヴァイオリニストとして精力的に演奏活動を行う他、ハーピスト松村多嘉代とのデュオX[iksa](イクサ)ではオリジナル曲やオリジナルアレンジで新たな境地を開拓している。2012年には日本人としては初めてジョン・ケージの「フリーマン・エチュード」全32曲リサイタルを日本現代音楽協会主催で行い、話題となった。近年はダンサーとの活動も多く、鈴木ユキオや白井剛、吉本大輔、ダムタイプのアーティストとも作品を発表している。またスタンフォード大学(アメリカ)などでの現代奏法についてのレクチャーは好評で、作曲家の創作活動に刺激を与え続けている。2004年にMegadisc(ベルギー)からリリースされたソロCD、数々のX[iksa]アルバムの他、多数のCD録音に参加している。

松村多嘉代

松村多嘉代

大阪生まれ。相愛大学音楽学部ピアノ専攻卒業後にハープを始める。現在フリーランスハーピストとして、ソロ、オーケストラ、室内楽などで演奏活動を行う。
妹・松村衣里とのハープデュオ・ファルファーレ(イタリア語で蝶々)でフランス・アルル国際ハープフェスティバル、NHK FM「名曲リサイタル」をはじめ国内外の数多くのコンサートに出演。
また、ヴァイオリニスト辺見康孝とのデュオ X[iksa]で国内はもとよりオーストラリア、韓国、南アフリカ、カナダにおいて、2006年10月の初共演以来、これまで300回を超える公演を行っている。
新作の委嘱初演などを積極的に行うほか自ら編曲も手掛け、ハープのための新たなレパートリーの開拓にも努めている。
2008年『X[iksa]』、2009年『眠れる森のファルファーレ』、2010年『Wa~和』、2012年『くるみ割り人形~ノエルのおくりもの~』、2013年『不思議の国のファルファーレ』の5枚のCDをリリース。
X[iksa](イクサ)公式サイト

マックス・ニフラー

マックス・ニフラー

20、21世紀の音楽を専門とし、ラジオや印刷メディアを中心に活動するフリージャーナリスト。スイスのチューリヒ大学でピアノおよび音楽学を専攻する。卒業後はドイツのケルンで音楽家兼フリージャーナリストとして活動した後、ミュンヘン及びチューリヒでラジオ編集者を務め、ミュンヘンのリコルディ出版社の編集長として勤務。現在はミュンヘン及びスイスのサンタ・マリアに在住。
インターネットではwww.beckmesser.deにおいて精力的に執筆を行っている。

マリオ・カーロリ

マリオ・カーロリ

こんにち最も高い評価を受ける演奏家の一人に数えられるイタリア出身のフルート奏者であり、同時に哲学博士号を有する。14歳の時よりアンナマリア・モリーニとマヌエラ・ヴィースラーより指導を受け、若干22歳にして名高いダルムシュタット・クラーニッヒシュタイン賞を受賞。ロンドン・フィルハーモニー交響楽団、フランス放送フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、ベルギー国立交響楽団、南西ドイツ放送交響楽団、西ドイツ放送交響楽団など、世界中のオーケストラとも共演している。多くの現代作曲家が彼のために独奏曲および協奏曲を作曲しており、クラシック曲から最も難解な現代曲までを表現力豊かに演奏することができる、世界でも数少ない音楽家である。これまでの40枚以上のCDを収録しており、それらは世界的に高く評価されている。現在はフランスのストラスブール音楽大学および居住地であるスイスのルガーノ音楽大学で指導にあたっている。

ミッチェル・ルティエック

© JosepMolina

ミシェル・ルティエック

現代クラシック音楽界における最も優れたクラリネット奏者の一人であり、数多くのコンサートや音楽祭の出演に加え、演奏法の指導およびクラリネット作品の研究とその普及にも積極的に取り組んでいる。イスラエル室内交響楽団、サンクト・ペータースブルク・フィルハーモニー交響楽団、イギリス室内管弦楽団、プラハラジオ交響楽団、フランス放送交響楽団を始めとする世界でも指折りの室内楽グループやオーケストラのメンバーとして活動。また、現代音楽に関しても、ペンデレツキ、コリニャーノ、デニソフ、マラツカら数多くの独奏曲および協奏曲の初演に携わっている。
現在はパリ国立高等音楽院及びニース音楽院での講義の傍らで、他の数々の著名な音楽大学でもマスタークラスを数多く受け持っている。シャンゼリゼ劇場やその他の大都市で活躍する優れた室内音楽奏者とその生徒たちが集うことで知られる、パブロ・カザルス音楽祭の音楽監督を務めるほか、ジュネーブ、ライプツィヒ、プラハ、ミュンヘン、大阪など、世界各地の国際音楽コンクールの審査員も務めている。フランス芸術文化勲章シュヴァリエ受勲者。
その演奏を収録した数多くのCDが複数のレコード会社から出版されており、これまでに2度のディスク大賞を受賞している。代表的な録音としては、世界初演であるペンデレツキの「3つの協奏曲」および同作曲家の室内音楽集、また同じく世界初演であるマラツカの「ルミナリウム」が挙げられる。

毛利文香

毛利文香

1994年、神奈川県出身。3歳半より田尻かをり氏、7歳より水野佐知香氏に師事。現在、原田幸一郎、水野佐知香両氏に師事。桐朋学園大学音楽学部ソリストディプロマコース、及び洗足学園音楽大学アンサンブルアカデミー修了。現在、慶應義塾大学文学部3年在学中。
2012年4月、第8回ソウル国際音楽コンクールにて、日本人として初めて史上最年少で優勝。同年9月、第44回川崎市アゼリア輝賞を受賞。2015年3月、第54回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールにて第2位を受賞。同年5月、エリザベート王妃国際音楽コンクール2015にて、第6位を受賞。
これまでに、神奈川フィル、東京シティフィル、東京フィル、東京響、群馬響、大阪響、韓国響等、国内外のオーケストラと多数共演。また、宮崎国際音楽祭、武生国際音楽祭、JTが育てるアンサンブルシリーズ、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」等に出演。2013年10月には、韓国・ソウル近郊にてリサイタルツアーを行った。

山田晃子

© Tomoko HIDAKI

山田晃子

2002年、ロン・ティボー国際コンクール史上最年少16歳で優勝。古典から近・現代曲までの幅広いレパートリーと豊かな表現力は、フランスおよびドイツ音楽界で高い評価を得ている。
1986年東京生まれ。2005年にパリ国立音楽院を最優秀で卒業。在学中、ドゥエ国際ジョルジュ・プレートル・コンクール優勝、ザルツブルク国際モーツァルト・コンクール2位。後に、ミュンヘン国際コンクール2位及び聴衆賞を受賞。
ソロ・リサイタルのほか、フランス国立管、フランス国立放送フィルハーモニー管、フランス国立リヨン管、バイエルン放送響、ライプツィヒMDR響、ミュンヘン室内管等と共演。
室内楽では、ギドン・クレーメルとの共演をはじめ、オレグ・マイセンベルク、ユーリ・バシュメット、今井信子、野平一郎らと共演。ギドン・クレーメルと共演したロッケンハウス・フェスティバル音楽祭の25周年記念ドキュメンタリーにも出演。
2013年、ゴットフリート・ヘンドリック・マンのヴァイオリン協奏曲op.101世界初録音がリリース。(ドイツCPOレーベル)
ミシェル・オークレール、ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ他に師事。
使用楽器は、Matteo MINOZZI 1764年製。

山根一仁

山根一仁

1995年生まれ。
2010年、中学校3年在学中に第79回日本音楽コンクール第1位、レウカディア賞、黒柳賞、鷲見賞、岩谷賞(聴衆賞)、並びに全部門を通して最も印象的な演奏・作品に贈られる増沢賞も受賞。同コンクールで中学生の1位は26年ぶり。
以後、秋山和慶、井上道義、梅田俊明、大友直人、高関健、広上淳一、山田和樹等各氏とN 響、都響、東響、新日本フィルをはじめ国内のオーケストラと共演を重ねる。ベルリン・フィル五重奏団、マキシム=ヴェンゲーロフ氏との共演、トッパンホール『エスポワールシリーズNo.11』に最年少で抜擢される等、注目を集めている。
テレビ・ラジオへの出演もNHK―Eテレ『ららら♪クラシック』、テレビ朝日『題名のない音楽会』等多数。
第60回横浜文化賞文化芸術奨励賞を最年少受賞。
12年岩谷時子音楽財団第2回『Foundation for youth賞』受賞。
12年13年度ロームミュージックファンデーション奨学生。
第43回江副記念財団奨学生。
現在、桐朋学園大学ソリストディプロマコース特待生。
これまでに故富岡萬、水野佐知香、原田幸一郎の各氏に師事。

山本純子

山本純子

ロータリー財団(福井北ロータリークラブ)の国際親善奨学生としてドイツに留学。シュトゥットガルト音楽大学ソリストクラス修了。その後、ケルン音楽大学院にて現代音楽室内楽をペーター・エトヴェシュにアムステルダムにてハーコン・アウスツボー 、パリにてクロード・エルフェに学ぶ。
スペインのクサヴァー・モンサルバージュ国際コンクールにて第3位及び最優秀スペイン近代音楽解釈賞受賞。フェニックス・エヴォリューション・アワード受賞。エクスペリメンタル サウンド、アート&パフォーマンスフェスティバルにて最優秀企画賞を受賞。
バーデンバーデン管弦楽団、ヴュルテンベルク管弦楽団、ピルナ交響楽団やオーケストラ・アンサンブル金沢などの数々のオーケストラと共演。
ストラスブール国際音楽祭、バルトーク国際音楽祭やブラジルの国際現代音楽祭ビエンナーレクリチバ、シヌストーン国際音楽祭、NWU UVS New Music Week国際音楽祭、サンセバスチャンMusica contemporanea国際音楽祭など数々の国際音楽祭に招聘されている。
ブラジルのパラナ連邦大学、アイルラント?の国立メイヌース大学と国立コーク大学、南アフリカのヨハネスブルク “ザ・ヴィットウォーターズラント大学“ や ステレンボス大学、ケープタウン大学などに招待され、演奏会やワークショップ、講義を行なっている。
ensemble cross.artの創始者。ensemble cross.artは2008年の結成以来25カ国約80名のアーティストや作曲家と共に新しい作品を創り続け、絶えず斬新なプロジェクトをプロデュースしている。
ピアノソロでは3枚目のCD『YES』と4枚目のCD『Happiness』がリリースされた。
その他、ensemble cross.art演奏録音の細川俊夫ポートレートCDを今秋以降発売予定。
武生国際音楽祭には2001年より連続出演している。
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横坂源

横坂源

桐朋学園女子高等学校(男女共学)、同ソリストディプロマ・コースを経て、シュトゥットゥガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。
2002年、15歳で全日本ビバホール・チェロコンクール最年少優勝受賞、2010年ミュンヘン国際音楽コンクール第2位。その他、出光音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、ホテルオークラ音楽賞など多数受賞。室内楽部門では、2009年に全ドイツ学生音楽コンクールで第1位を受賞。
1999年、13歳で東京交響楽団とサン=サーンスのチェロ協奏曲を共演したのを皮切りに、国内外主要オーケストラと多数共演し好評を博している。また、室内楽奏者としても、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、東京・春・音楽祭、宮崎国際音楽祭、武生国際音楽祭など多数出演している。これまでに、鷲尾勝郎、毛利伯郎、ジャン=ギアン・ケラスの各氏に師事。
ピエール・ブーレーズ指揮ルツェルンフェスティヴァル・アカデミーに18歳で参加して以来、現代音楽にも強い関心を示している。サントリーホールディングス株式会社所有の1710年 Pietro Giacomo Rogeri 制作のチェロを貸与されている。

リューディガー・ボーン

リューディガー・ボーン

リューベック生まれ。ピアノと指揮をケルン音楽大学とデュッセルドルフのロベルト・シューマン音楽大学で学ぶ。ピアニストとしてフィレンツェとボルドーのコンクールの他、数々の室内楽コンクールで優勝。その後、バーンスタイン、チェリビダッケ、ガーディナーのマスタークラスを受けた後、指揮に専念する。そしてブリュッセルのモネ劇場で音楽監督助手を務めた後、バーゼルとリューベックの歌劇場の首席指揮者となる。またナンシー歌劇場、ダルムシュタット国立劇場、ボローニャのテアトロ・コミュンナーレ、RAI管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、ローザンヌ室内管弦楽団などの客演指揮を行う。彼は特に新しい音楽と関わりが深く、オーストリアの現代音楽アンサンブル「クラングフォルム・ウィーン」とワルシャワの秋で共演しているほか、ザルツブルク音楽祭やダルムシュタット夏期講習会で指揮している。また彼自身が創設した現代オペラ・ベルリンの音楽監督も努めており、ヘンツェ、カーゲル、バティステッリ、フェルドマン、ライマン、シャリーノ、マクスウェル・デイヴィス、リーム等によるオペラを現代オペラ・ベルリンにおいて上演している。その他、ミュンヘン・ビエンナーレとの共同制作でクー・シャオソンのミュージックシアター作品、ベルリン・コーミッシュ・オペラとの共同制作でツェンダーのオペラ「ドンキホーテ」を上演した。また、 韓国交響楽団、ソウルフィルハーモニック管弦楽団、ドイツ=ポーランド現代音楽アンサンブル、アンサンブルTIMFも客演指揮している。2005年よりロベルト・シューマン音楽大学指揮科主任教授。